冬場の競馬
日本海側を中心とした大雪のニュースが
連日のように伝えられている。
競馬の世界もこの大雪の影響を受けている。
JRAは毎週のように
京都競馬や小倉競馬の前日発売・夜間発売を取り止めるなどの
措置を取っている。
降雪による開催中止の可能性があるからだ。
1月30日(日)に東京競馬場でモニター越しに見た
小倉競馬のレース映像は、
雪が舞っている状態だった。
雪は騎手の視界を悪化させる可能性がある。
更に馬は蹄鉄を装着している為、
雪は馬の脚元を滑りやすくする。
場合によっては「中止」という判断もやむを得ない。
「中止」ではなく、
芝コースでのレースを全てダートコースに変更した上で
実施するケースもある。
芝コースを走るつもりで調教された馬、
あるいは芝コースだからこそ好走できる馬にとっては
大きな痛手だが、
天候を考えれば、これも仕方のないことなのかもしれない。
今週末の東京新聞杯も
雪でダート変更の上、行われた年があった。
1995年のことである。
雪の影響で芝1600メートル戦のレースを
ダート1600メートル戦に変更して実施。
「G3」のグレードはなくなり、
グレードのない重賞競走として実施された。
優勝したのは田中剛騎乗のゴールデンアイ。
この馬、初勝利と500万下を勝ち上がった時は
ダート戦だった。
その後は函館記念など、
芝コースのレースで勝利しているが、
ダートコースへの適性も高い馬だったのである。
「ダート変更」が発表された瞬間、
ファンは急に「ダート適性」を意識した馬券検討を
余儀なくされるのである。
芝コースのレースがダートコースに変更して行われる。
これは冬場特有の現象だろう。
ファンの中には週末の天気予報を詳細に調べ、
「ダート変更」になった場合の馬券検討も含めて
2本立ての予想をする、
などという人もいるのかもしれない。
それもこの時期ならではの競馬の楽しみ方か。
もっとも走る馬、走らせる厩舎関係者、乗っている騎手には、
非常に難儀な事態であることは間違いないのだが。
日本が誇る牝馬3頭、ドバイに挑む
・ダートコースがオールウェザー(以下AW)コースになった
・AWが内側、芝コースが外側になった
・それに伴い芝直線1200mコースが誕生した
・三角形コースではなくなり、一般的な楕円形のトラックコースになった
今年も日本から各レースに大量の登録がありますが、特に昨年活躍した牝馬3頭に注目が集まります。ウオッカがワールドカップ(AW2000m)、ブエナビスタとレッドディザイアがシーマクラシック(芝2400m)に出走を予定。
今日はこの2レースについて、見解を述べたいと思います。
・ドバイワールドカップ
稀代の名牝ウオッカの引退レースとなります。昨年はデューティーフリー(芝1777m)に出走も敗戦。その後G1を3勝しての再挑戦で、世界最高賞金レースと言う舞台で、有終の美を飾れるかどうか。これが最大の注目です。
もう一つ、日本のファンにとってはAWコースの情報を得る絶好のレースでもあると言えます。
アメリカでダートに替わる馬場として本格的に導入が始まっているAWコース。いずれ日本でも導入されるのではないかと噂されていますが、AWコースはダートコースとイコールで考えて良いのか、全くの別物なのか。別物らしいのですが、イマイチピンときません。
AWは芝適性のある馬が有利で、差しが決まりやすいとも言われています。しかし、ジャパンカップを見てきた日本ファンは、欧州の芝適性と日本の芝適性が違うことも知っています。
芝のトップホースであり、マイル戦を圧勝するスピードと切れを持ったウオッカ。対して、ダートのトップホースであり、先行して押し切るスタイルのエスポワールシチー。この2頭が出走することになれば、謎に包まれているAWの特性が分かってきそうです。
・ドバイシーマクラシック
小回りでコーナーも急だった従来のコースでは器用さが求められましたが、新コースの形態は東京競馬場の芝2400mとほぼ一緒と考えてよいと思います。
ブエナビスタもレッドディザイアも、東京競馬場で十分な実績を残しています。本来の力が出せれば面白い勝負ができることは論ずるまでもないでしょう。ここでは敢えて、それ以外に出走したら面白そうな馬を挙げてみます。
まずはオウケンブルースリ。JCで見せた4コーナーからの迫力は、さすがでした。問題は時計が掛かる馬場への対応だけでしょう。
有馬記念を勝ったドリームジャーニーは、父ステイゴールドとの2代制覇という夢があります。...個人的にはナカヤマフェスタに達成してほしいのですが。出走してくれませんかね。
差しタイプの馬ばかりなので、先行馬からも一頭。重い芝が得意そうなミヤビランベリが世界を唖然とさせるシーンを夢見てしまいます。さすがに夢で終わりそうですが。
今年は夜更かしが報われることを祈りましょう!
