第61回中山金杯回顧
中山金杯を制したのはフェデラリスト。
1000万下の鎌ヶ谷特別、
準オープンの東京ウェルカムプレミアムに続いて、
3連勝の形での重賞初制覇となった。
その勢いはもちろん認めなければならない。
だがこの馬には不安材料が一つあった。
その鎌ヶ谷特別は2分1秒0。
東京ウェルカムプレミアムは1分59秒5。
オープンクラスの、しかも重賞競走に挑むには、
この時計は少々物足りない印象もある。
その不安を払拭したのは
このレースにおけるペースではないだろうか。
エーシンジーラインが逃げ、
イケドラゴンが2番手から追走する形となったこのレースだが、
1000メートル通過は61秒3。
重賞としてはもちろん、
オープンクラスとしてもかなり遅い。
この緩い流れがフェデラリストにとってはプラスとなった。
道中は中団に待機し、
3コーナーから動き出して4コーナーでは前を射程圏内に。
もっと速い流れのレースだったら、
このような競馬は出来なかった筈。
直線ではほぼ同じ位置にいたダイワファルコンと
2頭で抜け出して叩き合い。
そしてクビ差先着した。
勝ちタイム1分59秒4は
東京ウェルカムプレミアムよりも0秒1だけ速いもの。
中山と東京のコース形状の違いを考えれば上々だが、
それでも重賞としては平凡だ。
3連勝でこの先も注目を集めそうだが、
持ち時計がない分だけ、
過大評価はできないように思える。
次走以降は斤量も更に増えるだろう。
人気になるようなら注意をしておきたいところ。
それにしてもアドマイヤコスモスの故障は残念。
厳寒期のレースは人馬共に体が硬くなりがちだけに、
普段よりも故障の可能性が高くなる。
原因と言えるか、どうかはわからないが、
あり得る話ではないだろうか。
第28回フェアリーS予想
1月9日(月・祝)
中山11R
第28回フェアリーS(G3)
中山・芝1600メートル
◎ルネッタアスール
◯チェリーメドゥーサ
▲オメガハートランド
△ラシンティランテ
×パストフォリア
本来は外枠が不利となる中山・芝1600メートル。
しかし中山金杯当日、
5日(木)のレースを見る限り、
連続開催の影響で馬場の内側が伸びず、
いわゆる「外差し」の傾向が見られる。
外枠を積極的に狙った方がいいかもしれない。
このフェアリーSでは外目の枠に有力馬が集まった。
その中でも注目したいのはルネッタアスール。
まだ新馬戦を勝ったばかりのキャリア一戦馬だが、
昨年末からこうした新馬戦を勝ったばかりの馬による
重賞勝ちが目立っている。
新馬戦の勝ちタイム1分35秒3は
上々のものと考えてもいいのではないか。
大外枠のチェリーメドゥーサは
未勝利戦、500万下を連勝してこの舞台へ。
状態のいい馬場の外側を活かしての追い込みが
あり得るのではないだろうか。
チェリーメドゥーサと同じく2勝馬の
オメガハートランドにも注目したい。
新馬戦で1800メートル戦を勝っており、
距離延長に不安はない。
トリッキーな中山コースに戸惑わなければ、
チャンスは十分にあるだろう。
ラシンティランテは
阪神ジュベナイルフィリーズで15着と大敗。
しかし2走前の白菊賞での1分34秒4というタイムを
忘れてはいけないだろう。
札幌2歳Sでも勝ったグランデッツァから0秒8差。
地力は高い筈。
パストフォリアは赤松賞で上がり3ハロン33秒9の
末脚を駆使して2着。
この馬も中山コースへの対応が課題となるが、
持ち時計から考えて、
ここでも十分に通用する筈。
第46回シンザン記念予想
1月8日(日)
京都11R
第46回シンザン記念(G3)
◎トウケイヘイロー
◯オリービン
▲マイネルアトラクト
△タイセイシュバリエ
×サンシャイン
朝日杯フューチュリティステークス4着の
トウケイヘイローが参戦してきた。
レースレコードタイで決着したレースで
勝ち馬アルフレードから0秒4差。
現時点での完成度としては
この馬がナンバーワンだと考えていいだろう。
今回は相手関係がかなり楽になったと考えて良い。
相手探しの一戦となりそうだ。
ポイントは年末に阪神で行われた千両賞にあると考える。
このレースで5着に入ったのがタイセイシュバリエ。
その前の未勝利戦は重馬場ながら
1分34秒7の好タイムで勝ち上がっている。
そのタイセイシュバリエを千両賞で負かしている馬に
注目したい手はないと考えたい。
当時2着のオリービンは次走で500万下を
きっちり勝ち上がっている。
千両賞はレベルが高いレースだったと考えるべきだろう。
その意味で当時4着のマイネルアトラクトも
ここでは上位だと考えるべきではないだろうか。
既に6戦のキャリアを有する馬。
このメンバーでは経験が活きてくる可能性はないだろうか。
別路線組では新馬戦を勝ったばかりの
サンシャインということになりそうだ。
平凡なタイムで勝った新馬戦だが、
一叩きしての上積みが見込めるのではないだろうか。
年末からキャリア一戦の馬が
いきなり重賞を勝つケースが目立っている。
この馬にもそんなチャンスはないだろうか。
穴ならばこの馬だろう。
第50回京都金杯予想
1月5日(木)
京都11R
第50回京都金杯(G3)
京都・芝1600メートル
◎シルポート
◯ライブコンサート
▲ショウリュウムーン
△サダムパテック
×アスカトップレディ
関東地区の中山と違い、
関西地区の金杯はコース替わりの京都となる。
一開催使われなかった分、
芝コースの状態は回復していると考えていいだろう。
ならば有利となるのは逃げ・先行馬。
前に行くことが出来る馬を狙いたい。
トップハンデ58キロでも
前年2011年の覇者シルポートから
勝負に行くべきではないだろうか。
ハナを切ることが出来なかった前走の阪神カップは参考外。
自分のペースでレースを引っ張ることが出来れば、
同型馬はいないだけに残り目は十分にある筈。
外枠を引いてしまったが、
京都・芝1600メートルは
スタートから3コーナーまでほぼ一直線。
不安はないだろう。
2年前、2010年のこのレースを制した
ライブコンサートも好位で流れに乗ることができれば
チャンスは十分にありそう。
近走不振だが、
自分のペースでレースを運ぶことが出来る今回のメンバーで
変わり身を見せる可能性は高いと考えたい。
ショウリュウムーンにとって、
京都・芝1600メートル戦は
昨年2011年の京都牝馬Sを制した舞台。
実績のあるコースで変わり身を見せる可能性は
十分にあると考えていいだろう。
距離短縮もベストの条件と考えたい。
実績面から明け4歳馬サダムパテックも
軽視は出来ない。
但し2010年の朝日杯フューチュリティステークス以来となるマイル戦と
57キロのハンデキャップをどう考えるのか?
今回は条件がやや微妙なようにも思えるのだが。
ハンデ戦だけに軽ハンデ馬にも注目したい。
昇級初戦の愛知杯を10着と敗れたアスカトップレディだが、
当時の勝ち馬フミノイマージンとは1秒0差。
クラスの慣れが見込める今回、
53キロというハンデならば見直す手もあるかもしれない。
京都でも勝ち星がある馬だけに、
狙ってみる手はありそうだ。
第61回中山金杯予想
2012年1月5日(土)
中山11R
第61回中山金杯(G3)
中山・芝2000メートル
◎アドマイヤコスモス
◯コスモファントム
▲フェデラリスト
△イケドラゴン
×エーシンジーライン
公営・愛知所属時を含めて7連勝の形で
福島記念を制したアドマイヤコスモスを
さすがに軽視する訳にはいかないだろう。
気になるのは中山は今回が初めてとなる点だろうか。
それでもコース形状が似ている
阪神・内回りコースで、
1000万下の京橋特別を勝ち上がっており、
初コースという点での不安は少ないと考えたい。
昨年2011年の勝ち馬コスモファントムも
無視は出来ない。
2011年と同様に中日新聞杯からの参戦となる。
今回はその中日新聞杯を勝っての参戦だ。
気になる点は57.5キロというハンデだろうか。
コース適性でこのハンデを克服出来れば、
勝機は十分にあるだろう。
上がり馬という点で注目したいのはフェデラリスト。
1000万下、準オープンと2連勝しての
このレース参戦となる。
昇級戦だが中山で2勝を上げており、
コース適性は抜群。
55キロのハンデも手頃と言えるだろう。
但し持ち時計がないだけに、
冬場の芝コースにどこまで助けられるかがポイントとなる。
小回りの中山だけに
逃げ・先行馬には常に警戒をしておきたい。
レースを引っ張るのは51キロのイケドラゴン、
56キロのエーシンジーラインの2頭ではないか。
どちらも末が甘いタイプだが、
折り合えれば前残りが期待できるタイプ。
押さえておきたいところだろう。
